

島根県・松江市で開催されました『日本がん看護学会学術集会』の市民公開講座において、オレンジバルーン活動を推進する当コンソーシアムは、メディアを含めた一般市民へのご案内という形で協賛致しました。
「がん療養を支える緩和ケア」のテーマで、看護師さん、患者さんがそれぞれの立場から「緩和ケア」についてお話されました。
看護師・高見さんは、2010年実施の「がん患者さんの緩和医療に関するアンケート調査」結果を引用し、緩和ケアに関する誤解を丁寧に説明されました。「患者さんやご家族が、どうすれば今までと同じ生活を送れるか」を考え、精神面のつらさをケアすることも緩和ケアだといいます。
患者さんの立場から話された槇原さんは、告知、手術、転移、再手術の絶望的苦痛の中で、緩和ケアと出会い変わっていったご自身の経験から「正しい知識を知ることのありがたさを感じる。患者も自分を見失わず、知識を得て賢い患者になって欲しい」「緩和ケアを知ることで生きる勇気を得た」と話されました。
最後に島根県の緩和ケア事情を話された平野さんからは、どこに行けば緩和ケアが受けられるかを記したリストが配布されました。
当日は、雪まじりの雨の中150名がご来場されました。
タイトル | がん療養生活を支える緩和ケア |
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日時 | 2012年2月11日(土) 18:00〜19:30 |
司会 | 田中京子(大阪府立大学 日本がん看護協会OBP作業部会委員) |
講師 | 高見陽子(市立岸和田市民病院 がん看護専門看護師) 平野文子(島根県立大学短期大学部 教授) 槇原昭美 |
場所 | くにびきメッセ |
主催 | 日本がん看護学会 |
共催 | 日本緩和医療学会 |
協賛 | がん性疼痛緩和推進コンソーシアム |
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