残念ながら我が国では、がんの痛み治療が十分に行われているとはいえないのが現状です。その原因は「がん患者さんが医療者に痛みを訴えない」「治療薬(医療用麻薬など)の誤解、抵抗感が根強い」「医師の痛み治療に対する関心が薄い」の3つがあると言われています。私たちは特に「がん患者さんが医療者に痛みを訴えることの重要性」について、がん患者さんや全ての方々に情報発信を行っています。
がんの痛み治療法・・・それは多くの国々で実践されている「WHO方式の治療法」です。この治療法に基づいて正しく治療すれば,ほとんどの痛みは取れるということが科学的に証明されています。
がんの痛み治療には、鎮痛薬が使用されます。使用される鎮痛薬は、鎮痛効果が比較的穏やかな歯痛などに使用されるお薬から、鎮痛効果が強いお薬(医療用麻薬)が使われます。
がんの痛みのような、慢性的に続く強い痛みのある方に、医師が適切に処方する医療用麻薬では中毒(依存)になることはありません。
これは科学的に証明されています。
がんは,我が国での死因トップの病気で,私たちにとってとても身近な病気です。決して他人事ではないのです。男性では2人 に1人,女性では3人に1人ががんと診断されると報告されてい ます。
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