事業紹介

『がん治療中の「痛み」すくいあげ』プロジェクト

がん性疼痛については、患者さんの辛さが外からは見えづらく、また、患者さん自身が医療者に遠慮して我慢 してしまう、「痛み=がんが進行している⇒がん治療が続けられなくなる」との思いから医療者に伝えていない、などの問題点があります。当プロジェクトでは、がん治療が始まったときから「痛み」を顕在化させ、介入につなげるための啓発活動、臨床現場での取り組みの推進、などを行っています。

※がん疼痛緩和推進コンソーシアムでは、NPO法人キャンサーリボンズ*と協働で『がん治療中の「痛み」すくいあげ』プロジェクト に取り組んでいます。

外来化学療法室での『「痛み」すくい上げ』活動
がん治療初期からのを目指す場合には、外来化学療法室での看護師による患者さんへの声かけが効果的ではないかと考えています。そこで、腫瘍内科医、がん看護専門看護師、実際に介入調査を実施する2 施設の看護師でグループワークを行い、『「痛み」すくい上げ』のためのシートを作成しました。
そのシートを使い、外来化学療法室での患者さんの痛みと治療の実態を把握するとともに、シートへの患者さんの記入しやすさ(=臨床現場への導入しやすさ)を検証します。
研究結果の発表と啓発活動
2 施設共同研究の結果については、学会発表や論文投稿をする予定です。看護師を始めとする医療従事者にアピールするとともに、一般に向けた啓発活動にもつなげます。
*NPO法人キャンサーリボンズとは:
がん患者さんの「治療と生活をつなぐ」ことを目的に2008年6月23日に設立された特定非営利活動法人。さまざまなプログラムやコンテンツづくりをパートナー企業・団体とともに進めていらっしゃいます。『「痛み」すくい上げ』プロジェクトもその一環です。
キャンサーリボンズの『「痛み」すくい上げ』プロジェクト推進メンバー
江口研二委員(帝京大学医学部内科学講座腫瘍内科教授)
田中登美委員(大阪府立大学看護学部療養支援看護学講師)
廣瀬瑞穂委員(株式会社朝日エル執行役員)